フランスの教育制度

フランスは、教育制度が実に充実している。16歳以下の若者に対して、特に保護する法律があり、子ども裁判所というものも存在する。30歳以下の若者に対して、教育と働くための技術を学ぶための制度も整っていて、公立は基本的に無料。就職後も、さらに技術を身につけたい人に対しては、いくつものFormationと呼ばれる養成講座があり、職業安定所や将来の働き口の会社等が半分から全額そのコース費用を負担する仕組みもある。

中学校までに、高校の授業が理解できるレベルのフランス語を身につけるのが重要ポイント。高校以降はそのフランス語をベースに、歴史や地理科学など進学コースに合わせて一般科目を勉強する。高校の種類は大学等のさらに勉学を強化するタイプ(いろいろある)以外に、工学やツーリスト学等、いくつかの特別な専門を高校から強化するテクノロジータイプ、授業の半分以上が専門に関係し実践練習を伴うプロフェッショナルコースがある。 

高校に登録した形でないデザインや調理等を学ぶCAPコースという養成講座が高校に併設されている。私立の専門職養成講座も種々あるが、基本的にはフランスの中学校を卒業したレベルのフランス語力を要求される。

日本の大学から、フランスの大学へ交換留学で来る学生もいるが、実際には、語学力の面でかなり厳しい。滞在1年くらいでは、勉強はさておいて、日本とフランス文化のその差に驚いて、土産話として持って帰るという感じではないかと想像する。1年以上の長期留学の場合、その体験をもって、自分はどうなりたいかをイメージして留学先を決めるのがとても大事。1年くらいの留学では、実際には次のステップを現地で探すのはかなり厳しく、選択肢なくその後日本へ舞い戻って、結構な金額を使った末にあれは何だったかとなってしまっては、金銭的支援をした親も悲しい。

留学への道のりは、大体こんなステップではないかな。

1.漠然と留学したい気持ちを認識

2.留学後の自分を想像

3.2.を元に留学で得たいものを明確に紙に書き出す

4.3.を元に留学先をいくつか仮設定し、留学担当窓口に問い合わせる。(私、松田さんにでもいいよ!松田さんて誰か知らない人は、金井さんに聞いてね。このフォームから聞いてくれると、他の人にも参考になっていいよね、ぜひ。)

5.留学カウンセリング後、自分の外国語レベルや外国で自立して生活できるか等、自分の課題が見えてくる

6.さて、留学の計画をたてよう!ここからが、本当のスタート。

松田の簡単履歴:山梨県立峡南高校教員3年、山梨県有識者会議社会教育代表、山梨県教育委員会委託事業委託先責任者4年、日本福祉工学会寄稿4回 まゆどきの初期のことを紹介した寄稿文はコチラhttp://www.twostep-y.net/staff/content-276

 

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